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金子ボクシングジム。
四半世紀前、「一瞬の夏」の主人公、一度は挫折した元東洋ミドル級王者カシアス内藤が最後のカムバックに賭けて、トレーニングに汗を流した名門ジムである。
下北沢・小田急線の線路わき。3階建てのビル。 |
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今、日本最強のヘビー級ボクサー、高橋良輔が、
この金子ジムで、東洋太平洋(OPBF)ヘビー級王者を 目指し、激しくジムワークを続けている。 |
| OPBFヘビー級第5位の良輔は身長183センチ、体重は約95キロ。 |
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| 良輔は、ほとんど毎日、金子ジムで担当トレーナーの飯田勇司さんと一緒に2時間近い練習メニューをこなす。
階段を上り、2階のトレーニング・ジムでの挨拶。 |
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| 縄跳び |
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| シャドウボクシング。 |
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仮想の相手をイメージし、テクニックを磨く。 |
飯田さんは、金子ジムのチーフトレーナー。
高校のボクシング部時代、アマチュア関東地区の2位を獲得した。
その後、金子ジムからプロデビュー。新人王の決勝戦まで戦った。
金子でのトレーナーのキャリアは10年近くになる。 |
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この日は、実施しなかったが、シャドウのあとスパーリングをすることもある。ヘッドギアをつけて、
試合に近い実戦形式で打ち合い、総合的な技術を磨く。
次はミット打ち。 |
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| 飯田さんが相手だ。 |
パンチ、スピード、フットワークを身につける。 |
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ミットを打つ大きな音が響く。時々、飯田さんが反動で後ろに飛ばされる。
飯田さん、手が痛くないですか?
「痛くはないけど、ミットを構える位置を間違うと
肘を痛めます。なんせヘビー級・良輔のパンチは重いですから」 |
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サンドバッグ。
パンチを打ち込むものすごい音。サンドバッグが可哀想と思えるほどの迫力。 |
| ダブルエンド・パンチングボール。 |
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フットワークを使い、多彩なリズムで打ちまくる。 |
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| シングル・パンチングボール。目にも止まらぬスピードパンチを磨く。ドラムを叩いているような大音響が響き渡る。 |
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良輔の顔面から滴となっておちる汗。
3分の激しいトレーニング、そして1分の休み。
リングに上がっているようなゴングの時の刻みとともに ジムワークは続く。 |
飯田さん、良輔の強さは?
「スピードとキレですね。この大きな体ですから、ものすごい武器です」
彼の決め手は? 「これまでは、右のショート・カウンターです」
今後の課題は? 「コンビネーションの向上です。上下の打ち分け、
打った後、頭を振って、次の攻撃に動作をつなげる。一つで終わらせず次々と多彩な攻撃につながせることです」 |
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どんな選手になってもらいたいですか?
「今、世間では「K-1」や「プライド」といった格闘技が流行っていますが、やはりボクシングは歴史のあるスポーツです。
そんなスポーツで日本人が世界を狙える…しかもヘビー級で世界を狙えるとしたらこんなに興奮することはありません。
夢話かもしれませんが、そんな大舞台を目指せるような選手になってもらいたいですね。」 |
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